
スタッフインタビュー
人を大事にする雰囲気に惹かれてサロン・ド・レイズへ
樋口さん、今日はよろしくお願いします。早速ですが、樋口さんが美容師になろうと思ったきっかけを教えてください。
私の祖父が入院していた時に、体調の関係で美容室に行くのが難しかったので、理容師さんに来てもらったことがあったんです。その時に「こういう仕事があるのだな」と知ったことがきっかけです。
一般的な理美容師の知識に加えて、ご高齢の方や身体の不自由な方などへの正しい介助知識を持った准福祉理美容師の資格があれば、入院患者さんのスタイリングができるようになります。
なので、准福祉理美容師の資格を取るために美容学校に通いました。

ご家族がきっかけだったんですね。それでは、なぜ入院患者さんのスタイリングがしたいと思うようになったんでしょうか?
祖父が髪を切ってもらった後、すごく喜んでいたのが印象的で…。
病院にいるとどうしても楽しいことが少なくなってしまう中で、スタイリングが患者さんにとって嬉しい出来事になるのだなとということを実感したからです。
いまでは患者さんのスタイリングができるようになって、やりがいを感じています。
その後、どのようにしてサロン・ド・レイズを知ったのですか?
学校を卒業してからは、入院患者さんのスタイリングに携わりたかったので、病院の中にある美容室を探していました。他にも、「人当たり」や「お店の雰囲気」を重視しながら、自分に合う職場を求めて色々な美容室へ見学に。
その中で、サロン・ド・レイズに職場見学へ行った時は、オーナーから1時間くらい案内してもらえたんです。
他の美容室だと室内をただ回っておしまいにするところも多かったのですが、サロン・ド・レイズはまだここに就職するかもわからない美容学生に、きちんと向き合ってくれたことがすごく印象に残ってて。
これがきっかけで、まずはアシスタントとして働くことになりました。

見学で「人」を大事にする雰囲気がある美容室だと感じたのですね。では、実際働いてみてレイズはどんな美容室だと思いますか?
1人1人を大事にする、あったかい雰囲気の美容室だと思います。
オーナーが飲み込みやすい言葉で技術を教えてくれるので、毎日不安なことや分からないことが、その日のうちに解消できています。
スタッフとの間だけではなく、お客さんと接している時も「人を大事にしている」なと感じることが多くて…
例えば、オーナーのお客さんに対する接し方を見ても、ただ単価アップを目指すのではなく、「こういうのもありますけれども、お時間があればどうですか?」となるべくお客さんファーストな提案を行っています。
こうやってお客さんにもスタッフにも気を配る文化があることに本当に感謝しています。
「人」に誠実である、働きやすい文化が根付いているとのことですが、成長環境としてはどう感じていますか?
まだ私は新人なので、本来であれば閉店後に練習する事になると思うのですが、レイズであれば実際のお客さんの髪の毛を切るチャンスをもらえます。
60年も続く美容室なので、ありがたいことに昔から通ってくれているお客さんが多くいます。
中でも古くからレイズを知っている常連さんは、新人を自ら育てようとしてくれます。
オーナーも、常連のお客さんであれば「やってごらん」という感じで機会をくれるのですが、お客さん側も「新人なんだね、練習してもいいよ、失敗してもいいから俺の髪やってみ」と受け入れてくれる方もいます(笑)
しかも、しばらく経ってから「上手になったね」とその常連のお客さんから言われて(笑)
下手だとわかっていて許してくれているということに気づきました。
レイズは60年続いている美容室なのもあって、常連のお客さんが新人を育てようとしてくれるので、気負いすぎずにどんどんスキルを磨かせてもらっています!

オーナーだけでなく、お客さんも一緒にスタッフが成長できる環境を作ってくれているのですね。ちなみに、働き方に不安はありますか?
特にないですね。
休みは普通に取れています。
土日はシフトに入りますが、定休日+平日でお休みをもらってるので、月7日間ぐらいは休めてます。
私が休みの日はオーナーが1人で回せるだけの予約を受け付けるように調整してくれているので、しっかり休めてます。
残業時間もあまりないです!
平日お昼の営業時間内に、ウィッグを使って練習が出来るのがいいですね。
オーナーが、お店を閉めてから練習させるようなことはしたくないと思ってくれているので、営業時間内に自分のスキルを磨く時間が作れています。
新人にしてレイズの大車輪の活躍。1日に20人を担当する一人前のスタイリストに
お客さんとオーナーに温かく育てられ、実際に成長は実感出来ていますか?
オーナーから任せてもらえることが増えていて、自分の成長を実感しています。
できると思ってくれているからこそ任せてもらえていると思うので、やりがいを感じながら仕事ができています。スタイリストとしては9か月程度でまだ新人なんですけど、人手が足りない北九州の支店に行って毎日20人ぐらいお客さんのスタイリングをやらせてもらってて...

すごい! 新人のうちに20人も!! しかもオーナーがいない状態でですよね?
そうですね。
オーナーからは、「僕のイズムをもって現場に行ってくれている。大車輪のような活躍で本当に頼もしく思っている」と言ってもらえているので、一層頑張らないとな...と(笑)
オーナーがいないので、難しい場合でも自分の力で対処しないといけないので大変ではあります。
でも、これまで教えてもらったことや経験したことが沢山あるので、自信を持ってお客さんと向き合えています!
そのおかげか、有難いことに支店で働いている時にも、よく指名を受けるようになりました。
「あなた、名前はなんて言うの? またお願いしようかな」と言われる度に、すごく光栄だなと感じています。
もう新人にして一人前! とてつもない成長ですね。
そうですね。
そのほかにも、良かったことがあって...
実は今年、祖父が亡くなったのですが、私自身がスタイリストとして死に化粧をしました。祖父が棺に入る前に、髪の毛を切って、髭を剃って身だしなみを整えることができて…。
私に美容師になるきっかけをくれた祖父に、最期にスタイリストとして恩を返せたような気持ちで、一人前になるまでに間に合って本当に良かったと思っています。
そうだったのですね。一人前のスタイリストとして祖父のお見送りに向き合えたのは、樋口さんの目を見張るような成長があってこそ。素敵なお話をありがとうございます。

お客さんからの「信頼」でやりがいを実感
ちなみに樋口さんがサロン・ド・レイズで働いてて嬉しかった瞬間はなんですか?
そうですね…。
キッズカットが結構多くて、小さなお子様がよくお店に来るようになったんですね。
カットをしようとすると、嫌がる子や泣いちゃう子もいるので、YouTube見せたりキャラクターグッズであやしたりすることでようやく切らせてもらえるのです。
でも、ある親御さんから「今まで美容室が嫌いだったのに、早く行きたいと言ってもらえるようになった」と報告を受けた時、嬉しかったですね。
あとは、ブライダルシェービングで2回来てくれたお客さんがいたのですが。
前撮りで1回目に来たとき良かったので、本番の2回目も来てくれたらしく、それも嬉しかったのですが、赤ちゃんができました!と報告してくれて、信頼してもらえている気がしてそれがすごく嬉しかったですね。」
お客さんからすごく信頼されていますね! 樋口さんの成長あってこそな気がしますが、それについてオーナーはどう思われますか?
(オーナー)
僕が彼女を見ていて思うのは、すごくしっかりしているし、本当に性格がいいなということですね。
例えば、お客さんが「~したの40年前だよね」と言ったときに、他のスタイリストだと「生まれてないので分からないですね」って言っちゃうかもしれないけれど、彼女の場合だと「うちの母と同級生ですかね」と話を繋げられる。これは教育では身に着けられない、生まれ持った性格ですよね。
あとは、何事にも逃げないことが本当にすごいと思っていて。
僕がいない状態でお客さんの相手をするということは、どんなに難しい状況でも自分でなんとかしないといけないということ。
そんな時でもしっかり向き合っているし、そんな彼女だからこそ色々任せられている。
そうやって経験値を積んできたからこそ、こんなに早く成長できたし、お客さんの信頼も得られているのだと思っています。


新人にもかかわらずお客さんに愛され、懸命に技術を磨いている樋口さんをインタビューしました。
お客さんや働く仲間に支えられながらも、力強く成長している姿が印象的でしたね。
<サロン・ド・レイズはこんな職場>
・地域のお客さんと働く仲間の距離感が近く、温かい雰囲気
・成長機会が多く早期から存分にスキルを磨ける
・「人への誠実さ」を大事にする働き方
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